お酒、特に日本酒が好きなら、毎年2月下旬に大府市で開催される「どぶろくまつり」に行ってみるのはオススメ。
ナント室町時代から500年以上続くお祭りで、参加者にはどぶろくがふるまわれるという、「天下の奇祭」とも呼ばれる珍しい行事です。
大府市 長草天神社
どぶろくまつり2025
開催日時 | 2025年2月23日(日) 10:00〜16:00 |
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場所 | 大府市・長草天神社 (JR共和駅西口から徒歩で約20分) |
公式サイト | 大府市観光ガイド |
どぶろくまつりでは、どぶろくや投げ餅、出店を楽しめる♪
どぶろく祭りは歴史あるお祭りで、大府市の無形民俗文化財というものに指定されているほど。
大府市の周辺は田んぼがたくさんありますが、昔は収穫されたお米でお酒が作られ、神様にお供えされていました。
お寺に住んで神様に仕える人である氏子(うじこ)さんは、お祭りのときなどにこのお酒を参拝者にふるまっていて、これがどぶろくまつりの起源。御神酒(おみき)であるこのどぶろくを飲むことで、無病息災や福が期待できます(参考:ウィキペディア)。
ただ、1665年ごろにお酒の醸造を一旦ストップしたところ、周辺に伝染病や疫病が広まってしまいました。そこで1668年ごろにお酒作りが再開され、現在までどぶろくまつりも続いています。
長草天神社の境内(けいだい)には醸造所があり、1月の上旬から醸造が行われます。どぶろく祭りでは午前中に式典が行われ、お寺の関係者の方がお酒をいただきます。そして午後になると氏子さんが一般の方にもどぶろくをふるまってくれて、「投げ餅」という行事も合わせて行われます。
16時になると来年のどぶろく作りを担当する組に、醸造の道具が引き渡されます。これを「とうわたしの儀」といい、お祭りのラストを飾ります。
どぶろくまつりは出店もあり、かなりたくさんの人でワイワイ賑わいます。また、「猩々(しょうじょう)」というお酒好きな架空の動物に扮した人も練り歩き、盛り上がります。
【どぶろくまつりのスケジュール】
10:00〜:式典
12:00〜14:00ごろ:どぶろく施行 (どぶろくが御神酒(おみき)としてふるまわれます)
15:00〜15:30:投げ餅
16:00:とうわたしの儀 (五ツ屋組から本郷組へ引継)
ただ、どぶろくはありがたいお酒なので、せっかくなら10時からの式典なども楽しむのがオススメです。
どぶろくは一応無料ですが、梅花杯(例年200円)という器を購入する必要があります。いただく前に神社で参拝もしておきましょう。
長草天神社へのアクセスは電車+徒歩がスムーズ。一応シャトルバスもあり
長草天神社はJR東海道本線の「共和駅」が最寄り。西口から20分ほど(約1.5km)です。歩ける距離なので徒歩がオススメですが、無料のシャトルバスも運行しています。
【シャトルバスの運行時間(2025年)】
JR共和駅発→ どぶろくまつり会場行 |
どぶろくまつり会場発→ JR共和駅行 |
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10:00 | 10:30 |
10:45 | 11:15 |
11:30 | 12:00 |
13:30 | 14:00 |
14:15 | 14:45 |
15:00 | 15:30 |
15:45 | ー |
※JR共和駅とは共和駅の「西口」、会場前とは「長草公会堂前」のバス停を指します。
ちなみに長草天神社の会場には、駐車場がありません。共和駅の周辺にはコインパーキングがあるので、もし車で向かう場合は共和駅の周りに停めると良いです。ただ、どぶろくを飲んだら運転は絶対にせず、かわりに運転してくれる人を考えておきましょう。
大府市 長草天神社
どぶろくまつり2025
開催日時 | 2025年2月23日(日) 10:00〜16:00 |
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場所 | 大府市・長草天神社 (JR共和駅西口から徒歩で約20分) |
公式サイト | 大府市観光ガイド |
【MAP】
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