愛知県半田市には、ポン酢でおなじみの大手食品会社「ミツカン」があります。ミツカンの本社は最近人気のお出かけスポット「半田運河」のすぐ近くにあり、合わせて「ミツカンミュージアム」という博物館もあります。
半田運河では定期的に「HOTORI市」などのイベントがあり、ミツカンミュージアムも合わせて行ってみるのはオススメ。今回は実際に行ってみたレポートです。
JR半田駅から徒歩3分で場所がわかりやすい!おしゃれな外観の博物館
ミツカンミュージアムはJR半田駅から徒歩3分ほど、名鉄河和線の知多半田駅から徒歩13分ほどの場所にあります。
駐車場も2ヶ所あり、第1駐車場に約40台、第2駐車場に約100台のスペースがあります。激混みになることは少ないので、問題なく駐車できるはずです。
ミツカンミュージアムは海外の方も見学に来るそうですが、セントレアからは「知多横断道路」という有料道路を通って車で約30分。電車だと名鉄常滑線で「太田川駅」まで行き、名鉄河和線に乗り換えて「知多半田駅」で降り、約1時間ほどです。
ミツカンミュージアムの外観はモダンで和風な感じでおしゃれな雰囲気。写真を撮りたくなりますね〜。
ミツカンミュージアムはもともと「酢の里」という博物館として営業していましたが、2015年11月にリニューアルオープンしました。通称「MIM(ミム)」と呼ぶそうで、NTTファシリティーズさんの設計です。
ミツカンの本社もミュージアムのすぐ近くにあります。どかーんと建っていて、さすが大手という感じです(笑)
見学コースは3種類。いろんな楽しみ方ができる!
ミツカンミュージアムは見学のコースが3種類あり、それぞれで内容・料金が違います。全てのコースで予約が必要で、公式サイトかミツカンミュージアムのスマホアプリからできます。定員があるので気をつけてください。
【ミツカンミュージアムのコース・料金】
コース | コース内容 | 料金 | ガイド 案内 |
1日の 定員 |
---|---|---|---|---|
全館 コース 約90分 |
・館内の全ゾーンの見学 ・「マイ味ぽん」作り体験 ・毎時0分・30分ごとに見学スタート |
大人:300円 中高生:200円 小学生:100円 乳幼児:無料 |
あり | 30名 |
大地の蔵 コース 約30分 |
・「大地の蔵」ゾーンの自由見学 ・毎時0分・30分ごとに見学スタート |
大人:100円 小中高生:50円 乳幼児:無料 |
なし | 50名 |
社会見学 | ・予約時に確認 | 無料 | あり | 120名 |
私は半田運河でやっていた「HOTORI市」の開催日にミツカンミュージアムへ行きましたが、この日は無料で見学することができました!
ミツカンミュージアムは基本的に有料ですが、こうしたイベント時は無料のときもあります。見学料はそんなに高くありませんが、費用を抑えたいときは公式サイトやインスタなどで情報をチェックしてみてくださいね。
館内は5つのゾーンで構成。お酢の歴史を楽しく学べる
それでは館内を見ていきます。入り口から入場〜。
ミュージアム内は上のようなゾーンに分かれていて、エントランスから入ったらまずは「大地の蔵ゾーン」に入ります。
ミツカンミュージアムは全体的にスタイリッシュな雰囲気で、ホテルを思わせるような内装。そんな現代を感じる空間に、昔のお酢作りで使われていたものが並んでいます。
上の樽は、できたお酢が入れられていたのでしょうね。たぶん人が運んでいたのだと思いますが、担ぐのも大変そうです。
お酢作りに使われていた道具もきれいに展示されていました。本当にこれを使ってお酢が作られていたのかと思うと、何だか時代を感じますね。
上のお酢は、ミツカンが創業したときに作られていた「三ツ判山吹(みつかんやまぶき)」。純酒粕酢という種類のお酢で、酒粕から作られています。
山吹は今でも市販されていて、創業当時の伝統製法を受け継いでいます。酒粕のうまみを感じられる味わいが特徴とのことで、使ってみたくなりました。風格を感じます。
館内の途中に、今の工場を覗ける窓もありました。床がガラスになっていて、タンクが見えます。昔から比べると、本当に大きな進化を遂げてますよね。
ミツカンのロゴが入った半被(はっぴ)もありました。味があってオシャレですよね。
歴代の味ぽんも展示されていました。手前に展示されているのは1968年と1975年のボトル。1968年の味ぽんは今から50年以上も前で、ミツカンが歴史ある会社ということがわかります。
歩き進むと、のれんが左右に飾ってある「風の回廊ゾーン」に出ました。いろんな模様が描かれていて、これも良い雰囲気です。このゾーンは昔の半田を再現していて、当時の写真を見れたり、音の演出があったりします。
この通路を進むと小窓があり、ミツカンマークの入った建物が見えます。これもミツカンの何かの建物のようですね。
引き続き、「時の蔵ゾーン」へ。江戸時代の弁財船はダイナミック!
さらに進むと、「時の蔵ゾーン」に出ます。ここに展示されている目玉が、「弁財船(べんざいせん)」という船。
弁財船は江戸時代(1603〜1868年)に作られた船で、半田から江戸にお酢を運ぶために使われていました。
こういう船は外観を眺めるだけで終わる展示が多い中、ミツカンミュージアムの弁財船はナント甲板に立ち入ることができます。船に乗っている気分を感じることができ、当時の雰囲気がわかりますよ。
いろんな角度から弁財船を撮ります。デカイな〜。
時の蔵ゾーンを抜けると「水のシアター」というゾーンがありますが、ここは食文化の映像を見ることができます。今回は映像がやっていなかったので、最後の「光の庭ゾーン」に進みました。途中でミュージアムの外が見えます。きれいです。
「光の庭ゾーン」はマイポン酢の体験や楽しい展示がたくさん!子供も喜びそう♪
光の庭ゾーンでは、ミツカンが売り出している「ブルーベリー黒酢」の試飲ができました。
これ、お世辞抜きにけっこうオイシイです。お酢の強い酸っぱさがなく、飲みやすくて健康に良さそう。体のために何か健康食品を試そうと思っているなら、考えてみてもいいかもです(笑)
お酢を飲み終わって進んでいくと、ビックリな展示がありました!お寿司がズラーーっと並んでます!
お酢を使う代表的な料理といえばお寿司!
というわけで、ミツカンミュージアムには遊び心でお寿司の食品サンプルが展示されているわけです。面白いですね。
大人でもテンション上がってしまったので、子供ならもっと喜ぶはず。家族で来たときに、ここは「わーい」となりますよ。
ちなみに伺ったのがクリスマス時期だったので、お寿司の上にサンタが乗っていました。
お寿司コーナーの最後に、「マイ味ぽん」のコーナーがあります。撮影してもらった写真をミツカンポン酢のラベルにできるので、興味がわいたらやってみるのも面白いと思います。
最後に、定番のインスタスポットもありました!何かよくわからないかもしれませんが・・
こんな感じで「す」の文字を作ることができます!
ミュージアムを出たら、ちょうどサンタさんがたくさんいました!ボランティアの方々が、周辺のゴミ拾いをされていたみたいです。天気もいいし、みんなの注目を浴びてましたね(笑)楽しみながらゴミ拾い、いいですね。
興味が湧いたら公式サイトで予約して、ぜひ出かけてみてくださいね!ミツカンミュージアムさん、ありがとうございました〜。
【ミツカンミュージアム・利用案内】
住所 | 愛知県半田市中村町2-6 |
---|---|
電話番号 | 0569-24-5111 |
営業時間 | AM9:30〜PM17:00 |
休館日 | 毎週木曜 |
駐車場 | あり 第1駐車場:約40台 第2駐車場:約100台(バス8台) |
料金 | 【全館コース(約90分)】 大人:300円 中高生:200円 小学生:100円 乳幼児:無料 【大地の蔵コース(約30分)】 大人:100円 小中高生:50円 乳幼児:無料 |
公式HP | ミツカンミュージアム公式HP (予約は公式HP・アプリから) |
【MAP】
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