知多市の「岡田地区」は古い街並みが残っていて、観光スポットとして人気。昔から織物が盛んな地域として知られていて、自分で織る体験もすることができます。たまには散歩がてら、知多の歴史を感じてみるのもオススメ。
というわけで、今回は知多市岡田をお散歩してみました♪
岡田へのアクセスは車かバスで。ガイドもあるので利用すると良いかも
岡田へのアクセスは、車かバスが便利です。
駐車場は岡田地区のいろんな場所にあり、愛知観光協会さんが提供してくれているマップで確認できます。
今回は岡田で有名なおかき屋、「辰心」さんの駐車場を利用させていただきました(上のお店)。お土産を買っていくのも良いと思います。
バスで向かう場合、知多バスの「岡田線」に乗り、「岡田」のバス停で降ります。あまり本数がないため、時間を確認して利用しましょう。
岡田は織物で有名になった場所!歴史ある建物と街並みを楽しもう
岡田は古くから織物が盛んな場所。最初に織物が始まったのは江戸時代(1603〜1868年)の初期。そこから中期に入ると、中嶋七右衛門という方が、糸から不純物を取り除いて漂白する「晒(さらし)」の技術を活用し始めました。
すると知多の織物は「これはいい!」として評判になり、「知多晒」と呼ばれるようになりました。
さらに、一般家庭でも手織りが行われるようになり、主に紺色を使った「家織り(うちおり)」が人気となりました。当時、家庭で使われていた織り機は「ハタゴ」といいます。
おかき屋辰心さんのお店向かいには信号があり、この道を入っていくと観光マップがあります。それでは散策へレッツゴー。
歩き始めてすぐ目に入るのが、こちらの建物。これは「なまこ壁の蔵」という有名な建物で、大正9年(1920年)に建てられました。つまり100年ほど経っていて、「当時はこんな建物があったんだ」ということを感じさせてくれます。
この蔵は大正9年に完成しましたが、作業が終わるまでに数年かかったそう。当時は木綿の事業で成功した方が蔵を建てることが多く、こちらのなまこ壁の蔵以外にも、岡田にはたくさんの蔵があります。
なまこ壁の蔵のすぐ隣りにあるのが、こちらの「知多岡田簡易郵便局」。明治32年(1899年)に建てられた建物で、知多市で初めて国の登録有形文化財に登録された建物です(平成25年(2013年)に登録)。
岡田では織物が盛んになるにつれて、働く女性が増えました。遠くから働きに来る人もいて、この郵便局から故郷に手紙を送ったり、仕送りをしたりしていました。
建物の外観は窓が左右対称にデザインされていますが、これは「郵便局舎としての威厳」を出す目的だそうです。
こちらの郵便局は今でも使われていて、これが全国的に注目される理由となっています。
ここからは、岡田の古い街並みが続いています。建物の間を縫うように、細い道が通っていました。
まさに昔ながらの建物という雰囲気で、風情があります。歩いていると何だか不思議な気分になりますね。
こんな壁もありました。隣の常滑市は「常滑焼」で有名ですが、何だかそれに通じるものがあります。
岡田は散歩がてらに歩けば1時間ほどでも散策できますが、見所はたくさんあります。お寺もあるので、ゆっくり時間をかけて楽しんでみるのも良いですね。
- Aコース(60分)
- Bコース(30分)
- Sコース(120分)
の3コースがあり、2名以上ならOK。案内時間は10:00〜15:00です。興味がわいたら、問い合わせてみてくださいね。
伝統のハタゴで手織りの織物を体験!やってみると新鮮で楽しい♪
岡田では「手織り工房やまもも」さん、「伝承知多木綿つものき」さん、「木綿蔵ちた」さんなどで伝統の手織り体験をすることができます。今回は木綿蔵ちたさんにお邪魔させていただきました〜。
【木綿蔵ちた営業時間】
営業時間:AM10:00〜PM16:00
定休日:水・木・最終月曜
TEL:0562‐56‐4722
公式サイト:http://momengura.cside.ne.jp/
【木綿蔵ちた料金】
コース | サイズ(幅×長さ) | 料金 |
---|---|---|
コースター | 11×11 | 500円 |
敷物(小) | 5×15 | 800円 |
敷物(中) | 20×25 | 1,500円 |
絵手紙掛け | 20×30 | 2,000円 |
ランチョンマット | 30×40 | 2,000円 |
平織り | 40×50 | 2,500円 |
お店の中はこんな感じで、ハタゴと呼ばれる織り機がたくさん並んでいます!まさに伝統ですね。今回はコースターを作らせていただきました。
お店の方に「コースターの体験をお願いします」と伝えると、案内してもらえます。
まずは織る糸を選びます。ベースは紺色で、そこに好みの色の糸を混ぜることでオリジナルの柄・色ができるとのころ。
正直「本当に上手くできるの??」と不思議な感じだったのですが、やってみると実際できます(笑)
ちなみに織り機の後ろには、いろんな織物の製品が販売されています。こちらも見てみると、味があって楽しいですよ♪
こちらはお店の方が最初の説明と準備をしてくれているところ。糸を通してはガチャンと織り機を引いて固めて、また糸を通して織る、という作業を繰り返します。
最初は作業に慣れないのでゆっくりですが、少しずつスピードアップ。だんだん色と模様ができてきました!どんな感じになるか最初は分からないところが面白いです♪
こちらは別パターン。紺色のベースに柄ができてますね〜。
完成のところまで織ったら、お店の方が仕上げをしてくれます。さすがに手際が違います!昔の人たちも、織り機でバンバン作業してたんでしょうね〜。
こうして出来上がったのが、こちらのコースター。手作り感がありますよね。自分で言うのも何ですが、満足な感じでできました(笑)
うちでは普段、お茶やコーヒーを飲むときに使っています♪ 自然な風合いが良い雰囲気で、陶器のカップを乗せるといい感じ♪ 常滑の常滑焼ともよく合います。
レポートしているので、合わせてチェックしてみてくださいね。
▶「知多市岡田「OKD KOMINKA BREWING」(範丈亭)でクラフトビールを楽しむ!古民家で雰囲気バツグン♪」
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