知多半島には各地に酒蔵がありますが、阿久比町にある「丸一酒造」さんもそのひとつ。阿久比町の名産である「阿久比米」と良質な地下水を使って作られたお酒は、新酒を評価する「全国新酒鑑評会 」で9年連続の金賞歴!おいしい日本酒を飲むなら、丸一酒造さんに行ってみるのもオススメです。
全国新酒鑑評会は1911年から始まり、今も続いている新酒を評価する会。
たとえば2018年(平成30年)は857点のお酒が出品され、入賞は約半分の416銘柄、そのうち金賞を受賞したのは237銘柄だそうです。
この年に愛知県で金賞を受賞したのは5つのお酒で、そのひとつが丸一酒造さんの「ほしいずみ」。
ほかに受賞されたのは
- 盛田金しゃち酒造の「金鯱」(半田市亀崎)
- 中埜酒造 國盛蔵の「國盛」(半田市)
- 盛田 小鈴谷工場の「金紋ねのひ」(常滑市)
- 金虎酒造の「虎変」(名古屋市北区)
となっています。ナント丸一酒造さんを含めて知多半島の4酒蔵が受賞されていて、知多半島の日本酒は全国レベルのおいしさなんですね〜。
丸一酒造は阿久比の路地を奥に入った場所にあり。車で行く場合、お店の前に駐車
丸一酒造さんは細めの路地を入ったところにあります。普通車でも十分通れる道ですが、ひっそりとある感じ。駐車場はありませんが、お店の前に車を停められるスペースがあります。
電車で向かう場合は名鉄河和線「植大(うえだい)駅」から徒歩15分(約1.5km)ほどです。
丸一酒造さんは大正6年(1917年)の創業。現在までに100年以上の歴史がある、老舗の酒蔵。今も伝統の味を守りつつ新しい味を追求して、おいしいお酒を作り続けています。
阿久比町は、豊かな自然を活かして作られた「阿久比米」が有名。また、最近は減ったものの、以前はホタルがたくさんいることで有名でした。
ホタルが多いということは、それだけ水がキレイということ。お酒を作るのに適した水が豊富なため、丸一酒造さんは阿久比で日本酒作りをスタートさせたそうです。
丸一酒造さんが目指すお酒は、「芳醇で喉ごしが良く、すっきりとした味わいのお酒」。酒蔵は歴史が感じられる昔ながらの建物で、杜氏さん、蔵人さんが細かなところまでこだわってお酒作りをされています。
酒蔵の隣りにある「丸一酒店」さんでは丸一酒造さんのお酒が販売されていて、商品がずらり。基本的には値段が高くなるほど手間がかかっていますが、大きく違う点のひとつが、お酒づくり最初の段階である「精米」。
精米はお米を削る作業で、中心部分をお酒に使います。普通のお酒はお米全体の60〜70%くらいを使うのに対して、質の高い吟醸酒だと35〜60%ほど。お米の外側部分をかなり削って作られますが、丸一酒造さんには「これは美味しいですよ!」というお酒がたくさん並んでいました。
上の写真で冷蔵されているのは、「生酒(なまざけ)」。日本酒は品質を保つために、60℃くらいで加熱処理が行われます。生酒はこれをせず、フレッシュな香りをそのまま楽しめるお酒。丸一酒造さんの生酒は、フルーティな風味が特徴です。
上の新聞の切り抜きは、全国新酒鑑評会の記事。丸一酒造さんのほかに知多半島の盛田金しゃち酒造さん・中埜酒造 國盛蔵さん・盛田 小鈴谷工場さんが同時に受賞された内容でした。これからもおいしいお酒を作ってほしいですね。
上はギフト用に購入した「ほしいずみ」。令和2年は新型コロナウイルスの影響で金賞が決められず、入賞だけが決められました。ラベルとしっかりした箱で、お酒好きな人にプレゼントすると喜ばれそうです。
上は自宅用に購入した純米吟醸のほしいずみ。すっきりまろやかで雑味がなく、飲みやすくておいしい♪ これはいい感じに酔えますよ〜◎
愛知県祖父江町の名産、銀杏をおつまみに晩酌。相性バツグンで、お酒も進みます♪ 飲みすぎには注意ですね〜。
ほしいずみはすっきりしていて飲みやすく、食事にも合う味わい◎お店の方も気さくに話していただいて楽しかったです♪
ただ、丸一酒造さんのお店でお話を聞きながら買うと、よりお酒を楽しめる気がしました。お店の方の「金賞受賞したんですよね」という嬉しそうな様子を見ていたら、こちらまで嬉しい気分になりました。酒蔵の雰囲気を感じに、良かったら行ってみてくださいね。
それでは丸一酒造さん、ありがとうございました〜。
丸一酒造(丸一酒店)・店舗情報(営業時間・アクセスなど)
住所 | 愛知県知多郡阿久比町大字植大字西廻間11番地 |
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営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0569-48-0003 |
公式サイト | 丸一酒造・公式HP |
【MAP】
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