半田市にあるフルーツのお店「フルーツショップカミヤ(HAPPY Juice MAKER)」さんへモーニングでお邪魔したとき、可愛い陶器のカップ&ソーサーに出会いました。
そのカップを調べてみると、常滑市を中心に古くから作られてきた常滑焼。そして、「憲児陶苑(けんじとうえん)」さんの焼物ということがわかりました。
【常滑焼の特徴とは?】
常滑は海に面しているため土に鉄分が多く、朱色の泥がたくさん取れます。この泥を使って作られた陶器が常滑焼で、真っ赤な色をした焼き物が代表的。憲児陶苑さんの陶器は常滑焼ですが、焼いたときに普通の色に変わります。常滑市は「日本六古窯」と呼ばれる、日本を代表する6ヶ所の焼物産地のひとつ(ほかは越前・瀬戸・信楽・丹波・備前の5ヶ所)。
憲児陶苑さんの作品は「水玉模様」が特徴。また、さまざまな色の土を重ねて作る「練り込み」という技法によって、陶器の表面は木目のような表情になっています。これがとても味わい深くて、私も強く惹かれてしまいました。
ということでマグカップを買いたくなった結果、憲児陶苑さんのギャラリーに伺うことにしました!
ギャラリーは静かな住宅街にある!向かう前に電話で連絡を
憲児陶苑さんは人気の観光スポット、「INAXライブミュージアム」の近くにあります。住宅街の少し奥まったところにあるので、地図をしっかり確認しましょう。ギャラリーへ向かうときには、前もって電話で連絡しておく必要があります。
ギャラリー内は可愛い陶器がズラリ♪見ているだけでも楽しい
ギャラリーの外観はこんな感じ。憲児陶苑はその名の通り堀田憲児さんという方が最初に作り始めましたが、現在はその後を受け継ぎ、息子さんが作られています。作品は常滑市内の焼物を扱うお店に出荷されています。
ギャラリーに入ると、憲児陶苑さんの作品がズラリと並んでいました。私が気になったマグカップも置いてあり、ほかにも湯のみや急須、茶碗などもあり、じっくり見たくなっちゃいます。
どのマグカップや茶碗もそれぞれで少しずつ大きさが違い、手作り感が感じられます。正確に同じ大きさ、同じ色合いを出す技術もすごいですが、憲児陶苑さんはあえて個性が感じられるような作りで、愛着が湧いてきます。
ギャラリーの横には、コンパクトなスペースの工房があります。メインの工房はギャラリーの向かいあたりにあり、こちらはちょっとした作業をする用の場所だそう。それでも十分に創作活動をされている空気が感じられて、何だか感慨深くなりましたね。
ということで、私も買わせていただきました!ただ、ギャラリーにはちょうど良いサイズのマグカップがなかったので、取扱い店で購入させていただくことに。水玉模様のマグカップを、緑(グレーに見えますが、緑です)とピンクの2色で購入させていただきました。
写真にあるハートの陶器は、ギャラリーに伺ったときにご好意でいただきました。カップに取っ手を付ける際に出る余った土で作ったそうです。ありがとうございます!
ちなみにマグカップの使い方をお聞きしたところ、次のような感じでした。
【憲児陶苑さんの陶器の扱い方】
- 食洗機・電子レンジは、やめておくほうがいい。
- 中性洗剤(普通の洗剤)は、そのまま使って大丈夫。
- 米の研ぎ汁で煮沸(汚れをつきにくくするための処理)する必要はない。
ということで要するに、普通のマグカップと同じように使えばOK。このカップでコーヒーを飲むと不思議と美味しく感じられて、より豊かな時間を過ごせますよ♪ご自宅でのカフェタイムにピッタリです。
憲児陶苑さん、ていねいにご案内いただいてありがとうございました!
【憲児陶苑ギャラリー情報】
住所 | 愛知県常滑市山方町1丁目21番地 |
---|---|
営業時間 | 昼間ならOK 向かう前に電話連絡を。 |
駐車場 | あり |
HP SNS |
憲児陶苑公式HP |
【MAP】
コメントを残す