愛知県の常滑市で有名なものの1つに、「招き猫」があります。
昔はネズミがたくさん出て、農作物や蚕(かいこ:絹の原料)を食べてしまうことがよくありました。猫はネズミの駆除に活躍してくれるため、招き猫は縁起が良い置き物だったそう。
現在でもこの風習は残っていて、常滑市は招き猫の生産量が日本一となっています!
そんな招き猫ですが、「家にも飾ってみようかな」と思うと、いろいろ悩むこともあるもの。そこでここでは、招き猫のご利益について紹介します。
招き猫のご利益は、大きく2種類!右手を挙げていると「金運」、左手だと「人」の運気アップ
招き猫のご利益は大きく分けて、「金運」と「人」の2種類。招き猫の手が、これらを招いてくれるとされています。
ただ、招き猫をよく見ると、右手と左手、さらに両方を挙げている猫があります。実は挙げている手によって期待できるご利益が違うため、手によってアップする運気の違いを知っておきましょう。
- 「右手」を挙げている招き猫:「金運」アップ
- 「左手」を挙げている招き猫:「人」の運気アップ
(参考:瀬戸市・招き猫ミュージアムさん)
「収入がアップしたらな〜」という場合は右手を挙げた招き猫を、「いい人と出会いたいな」という場合は左手を挙げた招き猫を置くと良いですね。
なぜ右手が金運で左手が人なのかは正直、はっきり分かっていません・・。
ただ、お金は右手で扱うことが多く、「昔、左手を挙げている招き猫を飾ったお店に、お客さんがたくさん来て繁盛した!」のような説もあり、右手が金運、左手が人、と考えるのが一般的となっています。
こんな招き猫は、さらにご利益・運気アップの可能性が!
招き猫を選ぶときは、挙げている手で選ぶのが基本。ただ、次の3点もチェックしておくと、さらにご利益・運気アップが期待できるかもです♪
招き猫が挙げている手の「高さ」も、運気に関係する
招き猫の手を見ると、小さな手をひょいっと挙げている猫もあれば、長い手を頭のほうまで挙げている猫もあります。
この「挙げている手の高さ」も、運気に関係すると考えられることがあります。
- 手の高さが「低い」:「近く」の運を招く
- 手の高さが「高い」:「遠く」の運を招く
確かに挙げている高さが低めだと、近くの運気を集めるようなイメージ、高いところまで手を挙げていると、遠くの運まで持ってこれそうなイメージですよね。
「手を高く挙げているほうが良いのでは?」と思うかもしれませんが、飲食店などで近くの方にたくさん来てほしい場合は、低いほうがいいかもしれません(ひとつの考え方ですが)。
逆に「近くにいい人がいない・・。誰かいい人いないかな〜」というときは、手が高い招き猫だといいかもしれないですね。
両手を挙げている招き猫は、金運と人、両方を招ける??(「お手上げ」とマイナスに考える説も)
上で招き猫の右手は金運、左手は人の運と紹介しましたが、
「両方の手を挙げてる猫を選べばいいじゃん!」
と考えることもありますよね。
これは確かにダブル効果がありそうですが、猫が両手を挙げていると「お手上げ」のように見えるため、あえて控える人もいます。
ここは人によって捉え方が違い、
- 気にせず、両手を挙げている猫を買う
- 右手と左手、片方を挙げている猫を1体買う
- 右手を挙げている猫と左手を挙げている猫、どちらも買う
と3パターンに分かれます。どれが絶対に正解というのはないので、最後は自分の直感を信じてみてくださいね。
招き猫の「体の色」によっても、ご利益が変わる!
招き猫は白い体のものが多いですが、実はほかの色もあります。体の色によってもアップする運気が変わるため、意識して選ぶと良いですね。
【招き猫の色による運気アップの違い】
白:開運・全体的な運気アップ
黄・金:金運アップ
青:交通安全運アップ
ピンク:恋愛運アップ
赤:無病息災・健康運アップ
黒:厄除け・家内安全
色で上がる運気は、何となくイメージしやすいもの。こだわりがなければ白を選ぶと良いですし、特に上げたい運気があるなら、色を意識して招き猫を選ぶのも良さそうですね。
招き猫は「置く場所」と「向き」も大切!基本は玄関に置くのがオススメ
招き猫を選んだら、「置く場所」も気をつけると良いです。自分の部屋などに置く人もいますが、招き猫は運を呼び込む役割をするため、運気が流れ込む「玄関」に置くのがオススメ。
招き猫の「向き」は玄関に向けて置くのも良いですが、風水の「財方位(ざいほうい)」を参考にする人もいます。
財方位とは、「玄関の向きで決まる、金運アップの方角」です。
【財方位】
玄関の向き | 財方 (金運アップの方角) |
---|---|
北 | 東・西南 |
北東 | 東南 |
東 | 北・西南 |
東南 | 東・西南 |
南 | 東南 |
西南 | 西 |
西 | 北・東南 |
西北 | 東・南 |
(参考:環境開運・風水研究所さん)
つまり玄関が北向きなら、東か西南に招き猫を向けると良いことになります。
玄関に招き猫の顔を向けるのも良いですが、財方を参考に猫を向けてみるのも良いかもしれません。
ただ、家に入ったときに猫が背を向けるような感じになると、少し微妙な気はします。そのため、あくまでも家の間取りと相談して決めてみてくださいね。
ときどきホコリを払い、キレイに保とう
招き猫をずっと置いたままにしておくと、ホコリが積もってきます。いくら運気を招いてくれるといっても、ホコリをかぶってくると何だかパワーも弱くなる気がしますよね。
そのためときどきホコリを払って、招き猫もキレイに保ってあげると良いです。いつもピカピカな招き猫なら、いつも元気に運気を招いてくれるかも(笑)
「本当に?」と思うかもしれませんが、意外とこうした小さなことが運気につながっているかもしれません。
ナットクいく招き猫を選ぶなら、常滑市のお店か、伊勢神宮・おかげ横丁の「吉兆招福亭」へ!
招き猫は常滑市にある常滑焼のお店に行くと、たくさん売っています。
セラモールとやきもの散歩道は、常滑焼を扱うお店がたくさん並ぶスポット。招き猫ももちろんあるので、いろんなお店の商品を見て選ぶと良いです。
ちなみにやきもの散歩道はおしゃれなカフェもたくさんあり、お茶や食事にもオススメのスポット。大きな招き猫の「とこにゃん(上の写真)」も見れるので、良かったら出かけてみてくださいね。
また、伊勢神宮の内宮近くにある「おかげ横丁」には、招き猫専門店の「吉兆招福亭(きっちょうしょうふくてい)」さんというお店があります。
吉兆招福亭さんには全国の作家さん・窯元さんによる作品が集まっていて、お気に入りの1匹を見つけられるはず♪ 伊勢神宮はお参りで行くこともあると思いますが、そのときに合わせてどうぞ〜。
信じるものは救われる!招き猫を家に置いてみるのはオススメ
招き猫は金運や人の運をアップさせてくれるので、家に置いてみるのもオススメ。上げている手・手の高さ・体の色・置く場所・向きなど、ポイントがたくさんありますが、こだわって選ぶのも楽しいです♪
「信じるものは救われる」という言葉がありますが、招き猫はまさにこれかもしれません。
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