知多市は梅や小さな玉ねぎのペコロスなど、さまざまな名産品がありますが、2025年、新しく登場したのが「知多クールサーモン」。
知多クールサーモンは地元愛知県の企業である東邦ガスさん(以下、敬称略)が、知多市にある緑浜工場で養殖に成功したサーモン。東邦ガスだからこその技術を利用していて、おいしくて安全、しかも環境に優しい食材です。
ここでは知多クールサーモンを応援するべく、養殖が始まった経緯や特徴などを紹介します。知多市の新しい名産になったら嬉しいですね!
▶︎東邦ガス 知多クールサーモン特設サイト
▶︎知多クールサーモン公式Instagram
知多クールサーモンは、ガスを供給するときに出る冷たい海水で養殖したサーモン
東邦ガスはご存知の通り、ガスを供給する企業。
普段の生活で何気なく使っているガスは、タンカーという大きな船で運ばれてきて、知多半島にも供給されています。

ただ、気体のままだとタンカーで運びにくいため、-162℃というすごく低い温度に冷やして液体にして輸送。この液体になったガスを「液化天然ガス(LNG)」といいます。
運びやすくするために液体にしたガスであるLNGは、あらためて気体に戻されて、都市ガスとして住宅やビルなどの建物に供給され、生活に使われるという仕組みです。
ここで、LNGを気体に戻すのに使われるのが、海水。

LNGは-162℃まで冷やすと液体になりますが、少し温度が上がると気体(ガス)になります。海水は冷たいですが-162℃よりは温かいため、LNGを気体にすることができます。
逆に海水はLNGに触れて冷たい水になりますが、これは今まで、捨てるしかなかったそう
2025年現在、LNGを液体にするときの「LNG冷熱」をどう活用するかは、世界的にもなかなか難しい問題のようです。
ただ、東邦ガスの社員の方が2018年に「LNGで冷やされた海水で、サーモンの養殖ができるのでは?」という新規事業のアイデアを提案。

これが「面白そうだね」ということで社内で広まり、知多市にある東邦ガスの緑浜工場で養殖の実験が始まりました。
寒くない知多市でサーモンの養殖に成功!
サーモンはチリやノルウェー産が有名ですが、日本で養殖されているのは、北海道・青森・宮城・長野・山梨などの寒い場所が中心。

これらの地域で養殖が盛んなのは、海水が冷たく、サーモンが好みやすい11〜17℃くらいに水温を保ちやすいためです。
知多市はこれらの地域に比べると寒くなく、サーモンの養殖には不向きな場所。普通なら冷たい水を供給するために設備が必要で、たくさんの電力も必要。さらにそのときに二酸化炭素(CO2)も排出されます。
ですがLNGで冷やされた海水は、ガスを供給するためにずっと生じるもの。余計な電力を必要とせず、CO2も出ません。

知多市のような温かい地域でも冷たい水を安定供給でき、サーモンの養殖ができるというわけです。
また、東邦ガスは海水を汲み上げる設備も、排水の設備も整っていたため、養殖を始めやすい体制だったといえます。
養殖だとアニサキスの心配が少なく、安心・安全なのもメリット

養殖のサーモンは天然のものより、アニサキスの心配が少ないというのも、大きな特徴。
天然のサーモンは海でアニサキスが寄生する可能性がありますが、養殖だと管理された環境で育てられるため、アニサキスの寄生リスクがとても低いとされています。
さらに東邦ガスは、サーモンに与えるエサも加熱などで寄生虫の殺菌処理をした配合飼料を使用。
もともと養殖で安全性が高いことに加え、エサにも気を付けることで、アニサキスのリスクをごく低いものにしています。
おいしさもお店に出せるクオリティ!

知多クールサーモンは、おいしさも追求。
源泉かけ流しならぬ、冷たい海水のかけ流しで育てられたサーモンは、臭みが少なく締まりが良く、さっぱりとした味わい。
また、ガスの供給に使われるIT技術(IoT技術)も養殖に応用し、おいしいサーモンを育てるのに必要な酸素量・水温・水流・エサの量なども管理して、品質を保っています。
担当の方も最初は硬いと感じることもあったそうですが、試行錯誤を経て、おいしい味わいに。

東邦ガスはレストラン「ガス燈」やクッキングサロンも運営されていますが、シェフも「普通にお店に出せるおいしさ」と評価するくらいになりました!

なんと担当の方のお子さんは、好きな食べものに「パパのサーモン」と書くくらいになったそう!これは嬉しいですね!
そして2025年5月からは初の出荷へ。
知多クールサーモンは知多市の名産として、ここから盛り上がりの熱は高まりそうですね♪
知多クールサーモンはどこで買える?知多半島のスーパーを中心に出荷中!
知多クールサーモンは、知多半島を中心とした愛知県内、周辺の県で買えるようになる予定。
2025年夏の現在は、
- アピタ・ピアゴの一部の店舗
- ヤマナカ
- フランテ
- イトーヨーカドー知多店
などで購入できます(タイミングによっては店頭にない場合もあります)。
また、知多市岡田の範丈亭さんでは、期間限定で「知多クールサーモン アボカド丼」を提供中。
サーモンは好きな人も多いですし、これからもまだまだ広がりそうですね!
▶︎東邦ガス 知多クールサーモン特設サイト
▶︎知多クールサーモン公式Instagram

知多クールサーモン、あまり寒くない知多市でサーモンなんて、考えてみるとちょっとビックリ。そして東邦ガスさんだからこそできる養殖の方法なんだなと思いました。知多市の新しい名産にぜひなってほしいですね!
▼知多クールサーモンの養殖が行われている東邦ガス 緑浜工場は、新舞子マリンパークの近くにあります。





サーモン大好き!でもサーモンってチリやノルウェーとか、寒い場所に多いイメージだけど、知多市ってそんなに寒くないよね?どうして知多でサーモンなんだろう?そしておいしいのかな??