知多半島を代表する工芸品である常滑焼。
常滑焼は朱色の陶器のイメージが強いですが、「常滑で作られた焼き物」という産地ブランド。
その中でも昔ながらの技法を受け継いだ作品が、伝統工芸品として認定されています。
常滑焼は馴染みがあっても、意外とどんな作家さんが作っているのか知らないこともあるもの。
そこでここでは、常滑焼で人気の若手作家さん・窯元さんをご紹介します。
常滑焼の魅力を、もっと感じてみてくださいね。
若い方でも楽しみやすい、おしゃれな常滑焼の作品を作られている作家・窯元さん5選
常滑焼の作家さん・窯元さんは本当にたくさんあるので迷いますが、ここでは「若い方でも楽しみやすい、おしゃれで生活に馴染みやすい作品を作られている」という視点でご紹介。
気になったらぜひギャラリーややきもの散歩道に出かけてみてくださいね。
山源陶苑さん:今の時代にマッチする常滑焼ブランド「TOKONAME」が人気!
山源陶苑(やまげんとうえん)さんは昭和42年(1967年)に創業した常滑市の窯元。
常滑焼の伝統を受け継ぐ焼き物を作られていましたが、「より時代に合ったものを」という想いから、3代目の鯉江優次さんは現代にマッチする常滑焼ブランド「TOKONAME」を新たに立ち上げ。若い世代の方や海外の方にまで広く知られる存在になっています。
ショップ・陶芸の体験・カフェを楽しめる「TOKONAME STORE」は常滑の人気スポット。お出かけしてみるのもオススメです。
憲児陶苑さん:木目に水玉模様&ポップなカラーが可愛い常滑焼♪
憲児陶苑(けんじとうえん)さんは「練り込み」という技法で作られる常滑焼を製造。さまざまな色の土を重ね合わせることで、木目のような表情に。同じ模様になるものはひとつもないという個性も特徴です。
また、可愛い見た目の焼き物が多いのも憲児陶苑さんの特徴。女性が親しみやすいピンクや水色などのカラーに、水玉模様がつけられているカップや急須などがたくさんあります。
原田晴子さん:優しく可愛い絵柄がポイント!女性に人気の常滑焼作家さん
原田晴子(はらだはるこ)さんは常滑焼の人気作家さん。出身は静岡ですが、常滑市にある共栄窯のセラミックアートスクールで陶芸を学び、陶芸のお仕事を経て常滑で独立されました。
作品には可愛い絵柄が描かれているのが特徴で、毎日の食卓で使うのにぴったり。ごはんがほっこり楽しくなる、使いやすくて強度もしっかりある器が揃っています。
伊藤雅風さん:常滑焼の伝統を受け継ぐ作品は、全国的に高い評価!
伊藤雅風(いとうがふう)さんは常滑市出身で、常滑焼ならではの急須を主に作られている作家さん。
常滑焼の作家として人間国宝に認定されている、三代 山田常山(やまだ じょうざん)という方がいます。この方の弟子にあたるのが、村越風月(むらこし ふうげつ)という方。ここで紹介する伊藤雅風さんは、この村越風月さんの弟子となった方です。
雅風さんの名前の「雅」は本名から、「風」は師匠の村越風月さんからいただいたそうで、「雅(みや)びな風」という魅力的な名前。
2025年現在はまだ30代半ば。若い頃は売れずに苦戦することもあったそうですが、作品の完成度が注目され、その名はまさに雅びな風のように全国へ。
急須にこだわっているのは「一番難しい焼き物だと思ったから」だそうで、作品からは常滑焼の伝統を感じられます。
陶仙窯さん:常滑焼を現代にマッチする形に仕上げた「chanoma」シリーズが人気!
陶仙窯さんは1945年に創業した、主に急須を作られている窯元。
無印良品の会社、良品計画の企画デザイン室から常滑を拠点に移されたデザイナー、高橋孝治さんと共同で「chanoma」という茶器シリーズを立ち上げ、現代的な常滑焼の作品も生み出されています。
常滑焼の風合いを保ちながら、シンプルでおしゃれ、かつ使いやすい茶器がたくさんあり、若い方にもおすすめです。
作家・窯元さんを知ると、常滑焼はもっと楽しい!
常滑焼のお皿やカップは使っていても、作家さんはあまり知らないことも多いと思います。
今回紹介した以外にも魅力的な作家さんや窯元さんはたくさんあるので、いろいろ深堀りしてみるのも良いかもですね。

この記事をアップしたのは2025年8月で、10月は「とこなめ焼まつり」が開催される時期!ちょっと視点を変えて常滑焼を楽しんでみるのもいいかもですね。





そういえば常滑焼って、恥ずかしながらあんまり作家さんの名前を知らないなあ。